【イラスト】画力やスキル不足なんかじゃなく…

ここんところ、絵を描く機会が激減してしまっている。
生活の端々でふと「絵、描いてないなー」と思う度に、昔ある人に言われた言葉を思い出してしまう。

6~7年前、小さなスマホアプリ制作会社でデザイナーとしてゲームのキャラクターや作品内のイラストを制作する業務についていたことがある。
仕事上のご縁でとあるイラストレーターさんに会う機会があった。漫画家として連載をしたことがあるなど経験豊富な方だとお聞きしたので、なにかアドバイスをいただこうと自分の絵を見てもらうことにした。
その時お見せしたのは仕事で描いたイラストだったのだが、そこで言われたのが、「仕事以外でどんな作品を、どれくらい描かれていますか?」という質問だった。

「いやぁ、仕事で絵を描いてると普段描くことはほとんどなくて…プライベートで描いたのは2~3ヶ月前にラクガキした程度かな?」とかなんとかヘラヘラしながら答えると、その方にこう言われた。

「そうですか…足りてないのは、画力やスキルじゃなくて“絵を描くこと”に対する熱量なのかもしれませんね」

本当に根本的な所をつかれ、言われる前にもっと画力を上げるコツはありますかね~えへへとニヤついていたのが恥ずかしくなってしまった。
そのあと、いやでもお上手ですよーとか十分通用しますよーとかいわれて終了したが、もしかしたら最初の時点でその人の中では“話すに値しないヤツ”認定されたのかもしれない。

絵を描くことが好きな人は、今とりかかっている作品の“息抜きに”また別の作品を描く…なんて話をよく聞くが、自分はイラスト制作を生業にしたことがありながら情けないことにそこまでできない。かつて言われた通り熱量…情熱が人並みなのだ。
なにか別の忙しい事柄があると、“そのせいで”絵を描く時間がないと思ってしまうが、創作意欲が高ければ本来ここは逆になるハズだ。つまり制作する時間を先にとるため、それ以外が疎かになってしまった、という状況になるのだろう。
とはいえ、生活していかなければいけないので、まず制作をする時間をとるというのは難しい…が、それではいつまでたっても先に進まないんだよなぁ。

なんかとりとめのない自問自答と顧みになってしまったが、なんとか解決できたらいいな…。

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