前回の記事から三か月近く空きましたが、忘れてたわけではないですよ。
…なんて言い訳はさておき、最近音楽は専らサブスク音楽配信で聴いてます。
自分が利用しているのはAmazon Music Unlimited。サービスを開始してからずっと利用してるけど、定額でたくさんの音楽を聴き放題なんていい時代になったもんだ。
そういったありがたみを感じる一方、今後どうすべきかずっと気にかかっていることが一つある。それは過去に収集したCDの存在だ。
■若き日の蒐集■
20代の頃、CDショップに勤めていたこともあってとにかく音楽を聴きまくっており、CDを買い漁っていた。国内盤が出ない洋楽ミュージシャンやインディーズ系のHIPHOPやロックバンドにハマっており、当時働いていた店では取り寄せに時間がかかるためその手のCDを多く置いてある梅田や難波の中古CDショップにも足しげく通っていた。正確に数えたことはなかったが多いときは棚にも入りきらないCDが大きめの段ボール7~8箱分はあったと思う。
だが熱というのは冷めるもんで、CDショップを辞めたりスマホの台頭か時代の流れかCDショップがバタバタ無くなりはじめたころからパタッとCDを買わなくなってしまった。音楽自体聴かない期間も数年あった。引っ越しやたまに部屋を大掃除をした際に選別し少しずつ処分してきたが、それでもまだだいぶ残っている。
ほとんど聴くことはなくなってしまったとはいえ一時情熱を傾けたものを手放すのは忍びない…でも邪魔だ、と長年思っていたころ、なんとなく利用し始めたのがAmazon Musicだった。
■嗚呼、テクノロジーの恩恵。そして■
昔ほどではないけれど、また音楽をちょくちょく聴き始めた。しかも、そこには収集したCDの曲も多く配信されていた。昔好きだった曲をこんな手軽に聴けるんだと喜んだと同時に当然思いましたよ、
「あっ、もうCDいらないわ」と。
…だが。
よし、CD一掃処分だ!と思うのも束の間、思いがけないことが起きた。それまでAmazon Musicで聴けていた曲やアルバムが聴けなくなってしまうことがあったのだ。調べてみると、
“ミュージックレーベルとの契約上、楽曲やアルバムを取り除く場合があります”
とのことだった。
聴けなくなってしまうと聴きたくなってくるのが人情の常。Amazon Musicで配信されているからといって簡単にCDを手放すことが出来なくなってしまった。
PCとかにCDの曲入れて現物は処分すれば?とも言われたりするが、なんせまだかなりの枚数あるので取り込む作業はさすがに手間だ。
そして最近聞いたのがCDの劣化スピードだ。保管の仕方次第で案外すぐ聴けなくなってしまうようだ。購入して20年近く経つものもある。しまい込んでいるCDの中にはもう聴けなくなっているものもあるかもしれない。
(※不織布やビニールに入っている仕様のものはそれらが盤面に張り付いてしまったり、気温でCDが歪むとかあるそうな。気になる人は自分で調べてね)
そんな過去の情熱の遺物の行く末を考えつつ、Amazon Musicで音楽を聴いている。